「トゥモローランド」予告 / 未知の世界へいざなうファンタジー予告
映画予告編の魅力について語っていきます。
今回は「トゥモローランド」(2015)の予告をご紹介します。
ディズニーランドのアトラクション「トゥモローランド」から始まる、未知の世界への冒険を描いた作品です。
映画『トゥモローランド』予告編
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○未知の世界へいざなうファンタジー予告
少女ケイシーがピンバッジに触れて、一瞬別の世界に飛ばされるシーンが、この予告編でも異世界への良い導入になっていると思います。
中盤で、キーパーソンとなるフランク・ウォーカーを演じるジョージ・クルーニーが登場します。
ファンタジー作品でも渋さ全開です。
「普通の子供がなぜ救世主に選ばれたのか」という問いは、若い主人公が活躍するSF作品にはつきものですが、ジョージ・クルーニーがストレートに問いただすとまた違った雰囲気になります。
歴史上の偉人たちが新たな世界を創造したという設定は、やはり胸が躍ってしまいます。
そして最後に、3人が順番に「トゥモローランド」と口にしていくシーンは、予告編のためにつなげたのでしょうが、とてもカッコよく、予告の素晴らしい見せ場になっています。
●予告編の2タイプ
良い予告編は、
①斬新で興味を引くような設定、ストーリーをうまく表現する。
②シンプルなストーリーでも、演出・音楽によって印象に残るものにする。
この2つのパターンがあると思います。今までに紹介した中だと、「メメント」が①、「闘魂先生 Mr.ネバーギブアップ」が②の代表例ですが、今回の「トゥモローランド」は①と②の要素どちらもある作品だと思います。
読んでいただきありがとうございました。
