「ワンドゥギ」予告 / 作品の魅力をシンプルに、鮮やかに描く韓国映画予告
映画予告編の魅力について語っていきます。
今回は「ワンドゥギ」(2011)の予告をご紹介します。
落ちこぼれ生徒と荒くれ教師の交流を描いた韓国映画です。
映画『ワンドゥギ』予告編
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○作品の魅力をシンプルに、鮮やかに描く韓国映画予告
韓国映画の予告はなかなか目にする機会はないのですが、これはたまたま観てとても気に入りました。たぶん「闘魂先生 Mr.ネバーギブアップ」の予告を観たとき関連動画として出てきたんだと思います。
この予告はやはり、教師トンジュのギャップを効果的に描いていることが最大の魅力でしょう。
不遇な環境にいるワンドゥクに鬱陶しくちょっかいを出すトンジュ。授業もろくにせず、教師とは思えない言葉づかいでワンドゥクと口喧嘩ばかりしています。
しかし後半では、ふてくされるワンドゥクに正面から向き合うトンジュの様子が描かれます。
いくつか場面が切り取られていますが、すべてトンジュの性格をワンシーンで表現していて、選び方が絶妙だと思います。
テロップの言葉とそのときの効果音はややベタな感じもありますが、オシャレすぎずこの作品にはちょうどいいのかなと思います。
ちなみに後半で流れる曲は、Michael Rheault & Robert Walter Steiningerの"Break the Silence"という曲です。
読んでいただきありがとうございました。