映画予告編の悦楽

映画予告編の魅力をひたすら語っていきます!

「マグニフィセント・セブン」予告 / 作品の無骨なイメージを最大限に引き出す

映画予告編の魅力について語っていきます。

 

今回は「マグニフィセント・セブン」(2016)の予告をご紹介します。デンゼル・ワシントン主演の西部劇アクション作品。

 

映画『マグニフィセント・セブン』予告編

https://youtu.be/ATebNTY-mi8?si=_ynxG-136q__6EmW

 

 

 

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〇作品の無骨なイメージを最大限に引き出す

物語の導入部分はよくある感じですが、2人目のクリス・プラットが出てきてから加速度的に見応えある予告になっていきます。

 

デンゼル・ワシントンに勧誘されたときのクリス・プラットの表情、これだけで彼のキャラクターが良く伝わってきます。

 

その後残りの仲間たちが次々と登場します。それぞれナンバーと役柄を付けて表示するのは米国のオリジナル予告にはなく日本語版のアレンジですが、これによってすごく見やすくなったと思います。

 

クライマックスで7人が集結してからの活躍を描くパートはロック調のBGMも相まって、とても作風に合った格好良いものになっています。

 

7人であることを際立たせるため、「相手は何人だ?」という敵役の問いから無言で立つ7人の立ち姿を見せて、最後にタイトルでもある「マグニフィセント・セブン」を映し出すという演出がとてもスタイリッシュです。

 

こういう系の作品が好きな人に確実に刺さる良い予告だと思います。

 

読んでいただきありがとうございました。