「LUCK-KEY/ラッキー」予告 / 焦点を絞った韓国のコメディ映画予告
映画予告編の魅力について語っていきます。
今回は「LUCK-KEY/ラッキー」(2016)の予告をご紹介します。堺雅人、香川照之主演のコメディ映画「鍵泥棒のメソッド」の韓国リメイク版です。
8/19公開!『LUCK-KEY/ラッキー』 予告篇
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〇焦点を絞った韓国のコメディ映画予告
銭湯で記憶喪失になった凄腕の殺し屋が売れない役者とロッカーの中身をすり替えられてしまうという面白そうなプロットです。リメイク版が作られるのもうなずけます。
予告として潔いと思うのは、記憶を失ったコワモテの殺し屋がアルバイトをしたり役者として活躍したりするコメディとして最も面白い部分だけにフォーカスを当てているところです。起承転結でいうとほぼ起と承だけを使って予告を作っています。これだけでも十分観てみたいと思える作品になっているので、予告ってこれぐらいでいいのかもしれないと考えさせられます。
主演のユ・ヘジンさんは殺し屋も似合うし役者として奮闘する姿も似合う、まさにぴったりの人だなと思います。
最後の女優さんとの場面では、二人の表情がそれぞれ良い味を出していて上手く予告を締められています。
原案となった日本の「鍵泥棒のメソッド」の予告は対照的で、登場人物の役回りや大まかな展開までかなりはっきり提示しています。
『鍵泥棒のメソッド』 本予告篇
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