「バンクシー 抗うものたちのアート革命」予告 / ストリートカルチャーの勢いを表現
映画予告編の魅力について語っていきます。
今回は「バンクシー 抗うものたちのアート革命」(2020)の予告をご紹介します。覆面アーティスト「バンクシー」について描かれたドキュメンタリー作品です。
映画『バンクシー 抗うものたちのアート革命』予告編
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〇ストリートカルチャーの勢いを表現
勢いのある音楽に乗せ、バンクシーによるこれまでの奇抜な作品表現が流れていきます。
この作品、単にバンクシーの活動を紹介するだけではなく歴史的なストリートカルチャーとの関係などについても深堀りされるようです。
クライマックスでは、2018年にロンドンのオークション会場で落札後のバンクシーの作品がシュレッダーで切り刻まれた事件が描かれます。実際には会場の人々は何が起きているか分かるまで時間がかかり、裁断も途中で止まったりしてグダグダだったみたいですが、予告では音楽の盛り上がりも相まってとてもセンセーショナルな事件として表現できています。
全体的にクオリティの高い予告かと言われると分かりませんが、以前から個人的にシュレッダー事件が印象に残っていて、それが予告的に切り取られているのが嬉しかったので紹介してみました。
読んでいただきありがとうございました。